丹後フーズとは

丹後フーズは、あすの食文化をつくるため、次のようなことに取り組みます。

1 身体に優しい商品づくり

信頼できる原材料にこだわる

私たちの製品づくりは、国産の肉を使うことから始まります。どこで、どのようにして育てられたのか、どういったルートで市場に出てきたのか。飼育から解体まで、あらゆる過程の品質が証明された肉を選んでいます。そして、鮮度を保つ冷蔵輸送で仕入れています。なぜなら、冷凍では、味も香りも損なわれる恐れがあるから。肉の味を引き立たせる塩や米などは、拠点を置く丹後半島で生産されたものを使います。丹後半島は、農業・漁業・醸造業など、豊かな職に恵まれた地域です。信頼のおける生産者や地域とのつながり、優れた物流ネットワークを駆使して、おいしさはもちろんのこと、安心、安全な商品をみなさまにお届けします。

日本の思想とヨーロッパの技術との融合

新鮮な素材の魅力を引き出し、そのものの味をいただく。和食の根底にある思想を食肉加工にも生かせないかと考えた時に、自然と結びついたのがヨーロッパ、とりわけイタリアの伝統製法です。みずみずしい野菜や魚介を、シンプルな味付けで仕上げるイタリア料理の感覚は、和食に近いと言われています。それは、食肉加工のレシピにおいても同様です。塩漬けや燻煙など昔ながらの加工方法で、新鮮な肉の味わいを、手を加えすぎずに引き出す。イタリアの伝統製法と丹後の気候・風土を生かした「丹後製法」で、一つ一つの製品を生み出しています。

無添加への取り組み

食べ物本来の味を感じられるよう、添加物をなるべく使わない商品づくりに取り組んでいきます。食肉加工の技術は、タンパク質が豊富な肉や魚を、新鮮な状態で手に入れることが難しかった時代に、より多くの人に、肉を食べてもらえるようにするために発展しました。私たちは、先人たちによって培われた技術を向上させながら、無添加の食品づくりを実現していきます。

2 丹後を代表する企業を目指す

新しい食肉文化を創造する

明治時代にヨーロッパから食肉加工の職人が移住したことをきっかけに、日本でもハム・ソーセージづくりが始まりました。ヨーロッパの食肉加工には長い歴史があり、それぞれの国や地域に伝統的なレシピや加工品があります。私たちは、この丹後の地で、ヨーロッパの伝統と日本の食が織りなす新しいおいしさを追究し、日本の食肉文化の次への扉を開きます。

地域の特性を活かした商品開発

日本の原風景のような田んぼや里山、海が広がる美しい地域、丹後半島。そこに私たちの工場はあります。年間を通じて湿度が高く、冬の寒さは厳しいですが、それゆえか、この地ではぐくまれた米や野菜、魚、肉には、まるで大地の力が宿っているかのような、しっかりとした味わいがあります。澄んだ空気ときれいな水の恵みを受けた米、江戸時代から続く酒造会社の酒粕、山あいの集落で丹精される特製みそ。野山を駆け回るイノシシやシカも、野生のエネルギーを分けてくれます。私たちは、丹後の素材とヨーロッパの伝統製法を融合させた製品を通じて、丹後の魅力を発信していきます。

3 安心・安全への取り組み

品質、衛生、製造管理の徹底

みなさまに、安心、安全な商品をお届けするために、サニテーション部門国内トップ企業、サラヤ株式会社様のご協力の下、徹底した品質、製造、衛生管理を行っています。同社が監修した栗田工場は、サニテーション事業やメディカル事業で培った経験を生かして、綿密なゾーニングが行われています。殺菌効果のある無菌水(微酸性電解水)を生成する装置を導入するなどして、清潔な環境を維持するほか、従業員の衛生管理教育も徹底しています。 現場を管理するのは、厳しい衛生管理基準を満たしたヨーロッパの食肉工場で、責任者を務めたスタッフ。食品化学のメカニズムを学んだプロフェッショナルが、厳しいチェックで安心安全を守ります。

社会問題に取り組み、環境に貢献する

国産原材料へのこだわりは、食料供給の現状への挑戦でもあります。世界情勢や家畜への伝染病の発生など、輸入原材料に伴うリスクや課題に脅かされることなく、安心、安全な食品を供給します。